「FXの自動売買を始めたいけど何から取り組めばいいの？」
「自動売買を行うためにVPSが必要って聞くけど、具体的にどういったものなの？」
と疑問を持っている方も多いかと思います。

今回は、FX自動売買に必要な「VPS」とはなにか、なぜ必要なのかについてわかりやすく解説します。

自動売買を行うためにはVPSの契約が必要【シストレ】

FX自動売買とは、FXの取引を機械が自動で担うシステムです。

自動売買を行うためにはFXの市場が開いている「平日の24時間」、常にシステムを稼働しておく必要があります。
そのために必要になるのが、VPSという「仮想専用サーバー」です。
VPSは、安定した通信環境を確保するためにとても大切です。

通常FX自動売買は、MT4という取引ツールをインストールし、その中にEA（自動売買ツール）をダウンロードさせることにより自動で取引が行えるようになります。

そしてそのためには、常に自宅のPCを稼働させていなければなりません。
万が一、PC上のトラブルなどで通信が途切れてしまうと、EAの稼働が遮断され安定した取引が実施できなくなってしまいます。

そのような場合、VPSを活用することによって、安定した通信環境を得ることができます。
常にEAを稼働させるためには、VPSが必要不可欠なのです。

なぜVPSが必要なのか？【仮想サーバーの必要性】

ではなぜ、FX自動売買でVPSが必要なのでしょうか？

前の章で、安定したFX自動売買を行うためには、常にPCを稼働させる必要があるとご説明しました。
しかし、自宅のPCを常に稼働させておくのは、現実的に難しいです。

その理由として、以下のことが挙げられます。

・ノートPCが充電されておらず、途中でシャットダウンしてしまうリスク
・Wi-Fiなどの通信障害が起き、一時的に通信が途切れるリスク
・機械トラブルでPCが強制シャットダウンされてしまうリスク

PCに何か問題が起こった場合、自動売買の稼働が止まってしまうというのは得策ではありません。

以上のことから、PCそのもので自動売買を行うことはやめた方がいいでしょう。

そのために便利なのが「VPS」です。

VPSを活用することで、PCそのものとは別に自動売買を行うサーバーを作れます。

イメージでいうと、PC上に通常のPCデスクトップと仮想サーバー上に自動売買専用のデスクトップがあり、2つを切り替えて使用するということです。

具体的には、VPSを導入すると自宅のPCに以下のようなアイコンが表示されます

このアイコンをクリックしてVPS上にログインすると、以下の画面が表示されます。

この中が、Wi-Fiなどの通信環境が必要ない、別の通信環境が整った「仮想サーバー」となっているのです。

こうすることによって、2つは個々に稼働している状態なので、PC本体に問題が発生しても、VPSの自動売買専用サーバーは影響を受けません！

VPSは仮想サーバーなので、PCの電源が落ちてしまっても稼働し続けることが可能です。

ですので、安定したFX自動売買を行いたい方はVPSの利用をおすすめします。

結論、VPSとは？【安心安全な仮想空間のサーバー】

ここで一度、そもそもVPSとはどのようなものなのかを解説します。

VPSとは「Virtual Private Server」の略称です。

PCを稼働させずとも、VPS上にMT4やEAを設置し、24時間稼働させ続けることができる「仮想専用サーバー」のことを指します。

1台のサーバーを複数のユーザーで共有できるのはもちろん、好きなようにカスタマイズできる自由度が高いサーバーです。

安定したパフォーマンスを得られる点が大きな特徴です。

通常PC上でインターネットを使用する場合、Wi-Fiや有線回線での接続が必要となるので、PCで通信が遮断されると、開いていたアプリやツールは使用できなくなってしまいます。

しかしVPSだと、常にインターネットとつながっているので、使用者側のネット環境に関わらず24時間アプリやツールを起動させたまま保つことができるのです。

PCのインターネットを使わずしても、上の画像のように自動で取引が行われています。

FX自動売買を行うためには最適な環境といえるでしょう。

VPSの導入【負荷の軽減・災害対策に有効】

ここでは実際にVPSを導入すると、どんなメリットやデメリットがあるのかをみていきましょう。

サーバーを仮想化するメリット【MT４をスマホで操作】

メリットは以下のようなものがあります。

・スマートフォンからでも操作できる
・複数の自動売買ツールを同時に稼働させることが可能
・安定した運用の確保
・PCの負担の軽減

ひとつずつ解説します。

【スマートフォンからでも操作できる】

VPSは一度PC上にインストールし、設定を行えばスマートフォンでも自動売買での確認や取引ができます。
しかし、スマートフォンで操作できるようにするには、対象アプリのインストールといくつかの設定が必要です。

その方法は、別の記事で詳しく解説します。

【複数の自動売買ツールを同時に稼働させることが可能】

ひとつのVPSの中に、決められたメモリ以内であれば複数のMT4を同時に稼働させることができます。
そのため、いくつもの取引が同時に行えるので便利です。

【安定した運用の確保】

やはりこの部分が一番のメリットではないでしょうか。
PCの影響を受けない安定した運用・取引が可能となります。

EAを安定して24時間稼働させ続けることができるのは、VPSの強みです。

【PCの負担の軽減】

FX自動売買をPCで稼働し続けることは、PCにとって負担がかかる行為です。
それをずっと続けていると、PCの寿命を縮めてしまうリスクにつながります。

VPSを導入することで、PC自体に負担はかからないので心配する必要はありません。

「レンタル」サーバーのデメリット

VPSを導入することはとても利点が多いですが、デメリットもあります。

デメリットを以下にまとめました。

・月々の固定費がかかる
・初期設定が少し難しい

ひとつずつ解説します。

レンタルなので、【月々の固定費がかかる】

VPSを契約するのには、月々に2,000～3,000円ほどの利用料がかかります。
契約するサーバーによって料金は異なります。
しかしこれは、自動売買で安定して利益を上げていくなら必要な設備投資でしょう。

なぜなら、VPSを導入しないことによるデメリットの方が大きいと考えられるからです。
万が一、自動売買が安定した環境下で稼働しておらず、途中で通信が遮断されてしまった場合、思わぬ損失が発生してしまう恐れがあります。
これは、月々のVPS利用料金よりも高額になるケースももちろんあります。

そのリスクを回避するためにも、必要な出費だといえるでしょう。

【初期設定が少し難しい】

VPS導入まで、手順がいくつかあり初期設定もしなければいけないため、少し複雑です。
しかし私が運営しているオープンチャットに「導入マニュアル」を用意しているので安心してください。
マニュアル通りに操作すれば、問題なく導入できるような内容になっています♪

もしそれを読んでも難しいようでしたら、導入サポートを受けることもできるので、お気軽にご相談ください。

まとめ

ＦＸ自動売買を安全に行うためには、VPSを契約することをおすすめします。
安定したEA運用を目指すなら、これを機にVPSを導入しましょう。

VPSを提供しているサービスは数多くありますが、その中でもおすすめなのが「お名前ドットコム」の2.5GBプランです！

次回、実際の契約手続きの方法について解説していきます。
ぜひそちらの記事も読んでくださいね！

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